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魔法の椅子
2010-12-10
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魔法の椅子の話はどうですか?一度かけたら離れられなくなる魔法の椅子の話です。
魔法も間抜けな時があります。その時椅子から逃げた小さいプリセンスがいました。
「あの椅子から離れて本当によかったわ。外の空気がこんなに新鮮で、世界がこんなに広いことは知らなかった。」彼女は人を会うたびにそう言いました。この人たちもみんな彼女が想像したよりずっと素敵なのでした。
人々もこの生まれてから魔法にかけられた小さいプリンセスを初めて見ました。長い年月お城に引きこもったせいで、彼女は同じ年頃の女の子より幼く見えて、蒼白く痩せっぽちでした。目だけはきらきらしていました。
「ちょっとかわいいそうな子だね。二度と魔法の椅子に捕まえられないように守ってあげましょう。」人々はそう言って、小さいプリンセスを町の中に引き取りました。
それから何年も立ちました。小さいプリンセスが町の人々に育てられ、愛されて、少しずつ元気になりました。ほっぺたにほんのりの赤みも現れました。みんなと仲良くて、よく笑う明るい女の子でした。
しかしある日、小さいプリンセスが突然町から消えました。町中探しましたが小さいプリンセスの姿はいませんでした。
「また魔法の椅子に捕まえられたかもしれない。」町の人々は心配しはじめました。そこで、町でいちばん勇ましい三人の若者がお城に行って小さいプリンセスを救出しようと申し出ました。
勇者たちが三日三夜も道を急いで、空にレモンのようなお月様が現れた夜にやっとお城に着きました。お城の真ん中、砂漠のように広くて寂しいホールに、小さいプリンセスが魔法の椅子に腰掛けています。顔が初めて町に現れた時よりも蒼白くなりました。
三人の勇者を見て小さいプリンセスが言いました。
「あなた達は誰ですか?」声が高い天井に響いてお月様より冷たいでした。
「プリンセスを魔法の椅子の監禁から救出しに来ました。早く私たちを一緒にお城から逃げ出しましょう。」勇者たちは答えました。
「しかし誰も私を監禁していません。あなた達こそすぐここから出て行ってください。」
勇者たちがお互いに目を合わせ、「きっと魔法の椅子に魔法をかけられたせいだ。」と彼らは思って、プリンセスの記憶を取り戻そうとして、こう言いました。
「プリンセスは椅子に離れてよかったと言ったことを覚えていますか?外の空気が新鮮で、世界が広いとも言いました。魔法の椅子に騙されないで、私たちと一緒に外に出ましょう。」
「もちろん覚えています。あれは外に出て自分を見失ったせいで言ったのです。この椅子は私を監禁したじゃなくて、外の世界の魔法から私を守っています。ここに座っている私こそが本当の私です。外に出た時の私は魔法にかけられたのです。」
勇者たちは迷いました。椅子に座っている時と椅子に座っていない時、いったいどっちが本当のプリンセスなのか分からなくなりました。その時、ある勇者が突然何か思い出したように言いました。
「しかし、椅子に離れた時のプリンセスが今よりずっと明るくて元気でした、だからやっぱり今のプリンセスは魔法にかけられているに違いません。」
この話を聞いて小さいプリンセスが冷笑しました。「明るくて元気なのは必ず本来の私ですか?あなた達は今明るくて元気に見えますが、心がひどく病んでいます、外の世界の魔法にかけられて自分を見失っています。」
これを聞いて勇者が言葉を失いました。今度は小さいプリンセスと自分の間でどっちが魔法にかけられたさえわからなくなりました。
「だから、私をほっといてください。助けにきてくれてありがたいですが、しかし今の私は本当の自分に戻れてとても幸せです、助けられる立場ではありません。」
そういって、小さいプリンセスは勇者から目をそむけました。空を見つめている彼女の目がお月様の光を映って、きらきらと光って、とても綺麗でした。
ちょっと怖い話かもしれないが、気になるといいですね。
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